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kundalini yogaクンダリニーヨーガ

クンダリニーヨーガとは、「クンダリニー」という身体に眠っている神秘的なエネルギーを利用した修行法です。

現代では本当のクンダリニーヨーガを学べるところは少なく、また本当にクンダリニーヨーガの達成をしているヨーギーも稀少だといわれます。

一般的に、「クンダリニーの覚醒」は非常に難しいものだと思われていますが、実際には覚醒させること自体は難しいことではありません。

しっかりとしたプロセスを踏めば、危険なく、覚醒の道に入ることができます。

クンダリニーヨーガが学べる数少ない教室

ヨーガスクール・カイラスでは、多くの修行者がクンダリニーヨーガの修行を日々の修行に取り入れ、自己改革につなげています。

しっかりとしたクンダリニーのプロセスの体系と、効果の高いさまざまな修行法が用意されています。

本格的なクンダリニーヨーガの奥義を学びたい方は、ぜひ一度教室におこしください。

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▼目次

クンダリニーとは?

まず、クンダリニーの源についてお話ししましょう。

クンダリニーの源は「徳」です。

日本でも「徳を積む」という言葉が使われたりしますが、この「徳」こそがクンダリニーの源、つまり原料なのです。

徳とは?

では「徳」とは何でしょうか。
徳とはこの世であらゆる物事を動かすためのエネルギーです。
人は徳があるから、何か願いを叶えることができるし、幸せを感じることができます。

「善い行ないをしたら将来幸せになり、悪い行ないをしたら将来不幸になる」
―― これは「カルマの法則」ですが、この善いことをして積まれる幸福の種が「徳」というものです。

この「徳」は精妙なエネルギーとして身体に備わっています。そして、人は知らず知らずのうちに、この徳を使って欲望を満たしているのです。

クンダリニーヨーガでまず最初にすべきことは、この「徳」のエネルギーを大量に蓄えることなのです。

そしてこの徳が一番粗雑な形で肉体に現われたものが、「性エネルギー」です。

クンダリニー・ヨーガの画像

徳を浪費しやすい時代

現代は、欲望であふれた時代です。
満たそうと思えばすぐに様々な欲望を満たすことができます。

これはつまり、人々はクンダリニーの源である徳を湯水の如く浪費しているということです。

性欲を満たせば徳は漏れます。食欲や物欲を満たしても徳は漏れます。誰かに怒りを発しても徳は漏れます。
―― 正しく使えば人に素晴らしい幸福を与えてくれる徳のエネルギーですが、多くの人々はその価値をわからず、非常にもったいない使い方をしているのです。

それはまるで、一千万円を手に入れた人が、うまい棒を百万個買って使い果たすようなものです(笑)。ある意味でクンダリニーヨーガは、この徳を最も価値あるかたちで有効利用しようという技術なのです。

クンダリニー・ヨーガの画像

クンダリニーの覚醒

人間の体には「チャクラ」という七つのエネルギー・センターがあります。

そして欲望や煩悩や怒りなどを追求するとき、貴重な「徳」のエネルギーは、このチャクラや各感覚器官から漏れていってしまいます。
チャクラは全部で七つありますが、人間は普段、ほとんど下の三つのチャクラしか使っていません。

つまり、怒り・嫌悪(第一チャクラ)、性欲・愛情欲求・怠惰(第二チャクラ)、食欲・物欲・金銭欲(第三チャクラ)―― 人間の精神性は、ほとんどこれらに支配されています。

しかし、仏教やヨーガなどの正しい教えを学び、生き方を変えると同時にヨーガ修行に励むことで、保全された徳のエネルギーは行き場を失い、より精妙なエネルギーにかたちを変え、上昇をはじめます。
―― これがまさに「クンダリニーの覚醒」なのです。

クンダリニー・ヨーガの画像

気道の詰まりの正体

「徳」や「精神性の向上」をないがしろにして行法ばかりやった場合はどうなるのでしょうか?
まず、徳が全くないのに行法をしても何も起きません。
しかし徳が全くない人というのはいないので、行法によってそのエネルギーが動き出し、気道を巡るようになります。

体の気道にはさまざまな「詰まり」が存在しています。
その気道の「詰まり」とは、体の老廃物とかそういうものではありません。

気道の詰まりの正体は、「カルマ」であり、「観念」です。
それらによって気道は詰まっています。

その気道の詰まりに、行法によって無理矢理動き出したエネルギーがぶち当たるわけです。

例えば、「憎しみ」の観念として存在している詰まりにエネルギーが当たったとしましょう。
その憎しみはもともと潜在意識にあったものです。
それがエネルギーの力によって表面化してきます。

このとき人は、わけもなく湧き起こる憎しみの心に翻弄され、苦しみ、最悪の場合は精神がおかしくなってしまいます。
それが肉体に影響を与えた場合は、体や神経に異常をきたすでしょう。

クンダリニー症候群

おそらくこの記事をご覧の方の中には「クンダリニー症候群」というものを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「クンダリニー症候群」とは、クンダリニーが覚醒した際に起こる場合があるとされる「精神疾患」や「神経系の不調」のことですが、これはまさに、この「徳」や「心の浄化」「精神性の向上」をないがしろにして行法を行なってしまったがゆえに起こることなのです。

徳や精神性の重要性

しかし、逆に言えば、正しい指導者につき、徳を積み、精神性の向上に努めた上で、正しくヨーガ修行を行なえば、まったく問題はありません。

日々徳を積み、自分の心を見つめ、教えによって心を訓練していけば、それだけでも気道の詰まりが浄化されていきます。
そのような心の訓練とヨーガ行を組み合わせれば、相乗的に効率よく気道を浄化していくことができるのです。

そして、仮に潜在意識の悪しき感情が噴き出してきたとしても、心を訓練しておけば、それに対処し耐えうるだけの心の強さやキャパシティを得ていることでしょう。

クンダリニー・ヨーガの画像

クンダリニーのプロセス

こうして遂にクンダリニーが上昇を始めるわけですが、そのとき、強烈なエクスタシーが生じます。

それは性的な快感をより精妙にし強烈にしたようなエクスタシーです。その歓喜のエネルギーが、背骨の気道を通って上昇していきます。

そして、クンダリニーが頭頂に達したとき、不死の甘露(アムリタ)が発生し、滴り落ちてきます。
このアムリタの発生によって生じる歓喜・至福感は、この世のものとは思えないほど素晴らしいものです。

この世のはかない欲楽に目を向けずにクンダリニーヨーガを進めてきた人も、この至福の境地を体験すれば、すべての苦労が報われたと感じることでしょう。

詳しく、クンダリニーヨーガのプロセスを学びたい方はこちら

アムリタの充満

このアムリタはまずチャクラを満たして浄化していき、最終的には体全体に充満していきます。アムリタに満たされれば満たされるほど、心と体はどんどん軽快になっていきます。
そして、体を駆け巡る歓喜(エクスタシー)はとどまることを知りません。

何をしていても、どこにいようとも、その人はずっと至福に包まれ続けるのです。

そして最後には、全身に充満したアムリタが飽和状態となり、まるで自分と外界が繋がったかのような感覚になり、そのままサマーディの境地に導かれていくのです。

クンダリニー・ヨーガの画像

最後に

さて、ここまで簡潔にクンダリニーヨーガのプロセスを書いていきましたが、クンダリニーヨーガに一番必要なものは、実は「バクティヨーガ」です。

バクティヨーガとは何か、それは一言では説明できないので、こちらページを参考にしてください。

現代で一般にクンダリニーヨーガや仙道の修行をしている人たちの中で、前述のような歓喜の経験をはじめとした崇高な経験を実際に得ている人は、ほとんどいないようです。
それは前述のように「徳」や「心の浄化」が足りないとも言えますが、実は最も不足しているのはこの「バクティ」なのではないかと思われます。

そして、クンダリニーヨーガとバクティヨーガは非常に相性が良いのです。
この二つのヨーガを同時に進めていくことで、相乗的に、非常に効率よく道を進んでいくことができるでしょう。

より詳しくクンダリニーヨーガを学びたい方は、ぜひお問い合わせください。

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また、クンダリニーヨーガについて解説した勉強会の映像もアップしていますので、こちらの方もぜひご覧ください。

クンダリニーヨーガ